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食事で喉がつかえる際にはどうする?

[2019.11.28]

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喉のつかえ感を引き起こす原因はさまざまです。特に命に関わる腫瘍性病変の場合には早期治療が必須となります。原因の特定には内視鏡を用いての検査が有効です。

Q.喉のつかえ感とはどのようなものですか?

A.感じ方は個人差が大きくさまざまですが、食事の際の飲み込みがスムーズにいかないことで異常を感じる方が多いです。
喉のつかえ感は感じ方や訴え方が人によってさまざまです。例えば喉の違和感や異物感、不快感、喉が締め付けられるような感じ、食事の際に食べ物が引っかかるような感じがすると言ったような表現で受診される患者さんが多いです。食事の際に食べ物をスムーズに飲み込めなくなることで異変を感じるケースが多いのが特徴的です。また不快に感じる程度としても個人差が大きいのが実情です。

Q.考えられる病とはどのようなものですか?

A.癌などの腫瘍性病変からストレスによる違和感まで幅広い原因が考えられます。
咽頭癌や喉頭癌、食道癌などの腫瘍性病変によるつかえ感は命に関わるようなレベルの大変リスクの高い状態です。その他、胃酸の逆流による喉元の違和感、咽頭炎や扁桃炎などによる炎症、ストレスによる喉の違和感など考えられる原因は多岐にわたります。

Q.一般的な検査や治療の流れとはどのようなものですか?

A.症状によって異なりますが、まずは一度検査を受けて原因を見つけ出すことが大切です。検査タイミングとして適しているのは症状が出始めたときやひどくなったときです。

 

腫瘍性病変の場合

つかえ感を生じる程度にまで大きくなった腫瘍は、もはや内視鏡を用いての治療はできない段階にあることが多いです。大掛かりな手術や抗癌剤や放射線等を用いての治療が必要となります。しかしながら早めの治療を開始できることで根治できる可能性もありますので、異変を感じたら何より早期に受診することが肝心です。

胃酸の逆流による不快感

喉元の違和感や胸に不快感を生じさせている原因を探るために、内視鏡で胃酸の逆流の有

無や程度を確認します。必要に応じて逆流を防ぐための薬を服用するなどして治療していきます。

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咽頭部分の炎症による違和感

基本的には服薬治療ですが、内視鏡を用いると発赤の程度や炎症の様子をより詳しく調べることができます。それにより効果的な薬を選択することも可能です。

ストレスによる喉の違和感

ストレスが原因である場合は検査をしてもはっきりとした異常がみられず、薬を服用してもなかなか良くならないという傾向があります。漢方薬による治療が効果的ですが、まずはストレスの原因となっているものを見つけ、取り除く努力をすることが大切です。まずは検査をしてみて異常がないことを確認できれば過度に不安に思う必要はないと考えられます。

Q.予防のためにできることはありますか?

たばこ

A.咽頭癌や食道癌などの腫瘍性病変の早期発見には、健康診断等の定期的な検査が重要です。特にタバコやアルコールを日常的に摂取する方は発癌リスクが約50倍にも跳ね上がります。中でも飲酒によって顔が赤くなりやすい方(フラッシング反応)はさらなる発癌リスク上昇を招きやすいため要注意です。胃酸の逆流によるつかえ感を感じられる場合には胃の内圧上昇を防ぐために食後2時間程度は横にならないことを意識したり、腹八分や内臓脂肪を増やさない努力が必要です。ストレスが原因と考えられる場合には、身体的・精神的な過労を過度に蓄積しない生活スタイルの見直しが予防には効果的です。

健康的な毎日のために快適な食事は不可欠だから―
異常を感じたらまずは早期にご受診ください。

喉のつかえ感が生じる原因として最も怖いものは腫瘍性病変ではありますが、実際の診療現場において最も頻度が多いものは実は胃酸の逆流です。進行すると「逆流性食道炎」という疾患にもつながっていくため、初期の段階での適切な対処が重要となります。食事は健康的な毎日を送るために不可欠なものです。思うように食事が摂れないことでイライラしたり精神的にも影響を与えがちです。異常を感じられたらまずは早期にご受診いただき、一度詳しい検査を加えて原因の有無を探ることをおすすめします。

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