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健康診断で貧血があると言われた。どうする?

[2018.12.27]

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貧血は放置してはならない危険な病。なんらかの治療すべき異常があるという重要なサインです!

Q.「貧血」ってそもそも何?

492112 A.貧血とは文字通り、血液の濃度が薄くなっている状態を言います。全身に酸素を運ぶ重要な働きをする赤血球(ヘモグロビン)の量が少なくなることで、体全体が酸欠に陥りやすくなります。原因は多岐に渡りますが、貧血の判定を受けたということはすでに何らかの治療しなければならないトラブルが存在しているということ。さらに詳しい検査を受け、早期に適切な治療を開始することが重要です。特に女性は月経による出血があることで、男性より貧血になりやすいため要注意です。

Q.主な原因としてはどのようなものがありますか?

733425A.多くみられる原因としては、鉄欠乏性貧血が挙げられます。なんらかの出血により血中の鉄分が不足することで起きる貧血です。出血理由も胃腸からの出血月経等の婦人科系の問題で起きるものとに大きく分けられます。鉄分不足は偏食や過度のダイエットがきっかけになることも少なくありません。その他にもビタミンB12や葉酸の欠乏、慢性炎症や腎臓・肝臓の疾患、内分泌や骨髄そのものに病が見つかるケースなどもあります。消化器系では、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などが主な理由となることも多くあります。この場合は放置し続けると深刻な状態に陥り、手術が必要となる可能性が高まります。胃癌や大腸癌に起因する貧血もあります。自覚症状があまりない段階ではまだ根治の可能性も期待できますので、早期発見・早期治療がなにより大切となります。

Q.どのような症状がありますか?

A.程度によってもさまざまですが、

  • 顔色が悪い
  • めまい
  • 頭痛
  • 動悸
  • 息切れ
  • 胸の痛み
  • 全身の倦怠感

715863といったものが主に表れる症状です。
特に運動をする際は、全身が大量の酸素を要求します。体内の酸欠状態を回避しようと、心臓や肺などの臓器が無理をすることで後に大きなダメージを生む可能性があります。
また、鉄欠乏性貧血の場合には爪の形がスプーン状に反り返ったり、口内炎や舌炎になることがあります。無性に氷が食べたくなる異食症も貧血の特徴的な症状です。その他、ビタミンB12が欠乏している場合には、末梢神経がしびれることがあります。

Q.必要となる検査や治療はどんなものですか?

A.まずは精密検査で原因を特定することから始まります

採血検査

13dd6e57405719392ed1382559d7301f_s貧血の程度を評価します。血中の鉄分量・ビタミン・葉酸量を調べたり、腎機能や肝機能の状態を詳しく調べます。鉄欠乏性貧血が疑われる場合には、早期に出血箇所を見つけ出すためにも内視鏡を用いての精緻な検査が必要となります。女性は婦人科系の検査もあわせて行うことが大切です。

治療

貧血の原因や種類によって、治療法も要する期間もさまざまです。
鉄分不足の場合には鉄剤の投与を、ビタミンB12や葉酸不足の場合にはそれぞれに合った治療法が必要となります。緊急性を要する場合は輸血を行うこともあります。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍、大腸ポリープなどの消化器系の疾患が原因である場合には、内視鏡を用いての治療が必要です。胃癌・大腸癌・食道癌・子宮筋腫・子宮癌などが見つかった場合には手術となります。

Q.貧血が招く影響とは?

A.程度にもよりますが、急に進行した貧血の場合には、日常生活における外出も困難になることがよくあります。反対に慢性的な貧血の場合には、体の倦怠感にご自身が慣れてしまい、自覚症状としては見逃されやすくなる可能性もあります。定期的な健診や人間ドックなどを利用して、早期に異常を発見することが大切です。

Q.予防にはどのようなことに気をつけるべきですか?

815512A.まずはバランスのよい食事を摂ること。骨髄で血液が作られる際には鉄分・ビタミンB12・葉酸が主な原料となります。さらに鉄分の吸収を促進するために、ビタミンCも重要な働きをしています。鉄欠乏性貧血の場合には、食生活を強く意識することで効果的な改善が見込める可能性もあります。

鉄分・ビタミンB12・葉酸が多く含まれている食品例

レバー・魚介類・卵・納豆・ホウレン草など

ビタミンCが多く含まれている食品例

野菜・果物など

貧血は全身に影響を与える病。貧血が疑われる場合には、早期に精密検査を受けることをおすすめします

860615血液のトラブルは複雑で、原因も非常に多岐に渡ります。貧血は全身に影響を与える病です。まずは精緻に原因を特定するためにも、できるだけ早い時期に精密検査を受けられることを推奨します。特に現時点で自覚症状がない方は、大がかりな治療を必要としないで改善を図れる可能性もあります。健康診断等で貧血という判定を受けられたら、まずは医師による詳しい診察をお受けすることを強くおすすめします。

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